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今月は、スタンドアロン型コントローラ「SNCシリーズ」のプログラミング方式に採用している「G言語」でのプログラミングの実例と、その動作をご紹介します。
G言語とはモータ制御に特化したプログラミング言語であり、このような簡単なプログラムでモータ制御が可能です。
代表的な命令とその動きを下記でご紹介します。
G01命令 (直線補間) |
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解 説
G92X0Y0
G90
G01X+80.000Y+40.000
G91
G01X-30.000Y+50.000 |
現在位置を( 0 , 0 )にします
座標系を絶対座標にします
座標( 80.0 , 40.0 )に移動します
座標系を相対座標にします
座標( 50.0 , 90.0 )に移動します |
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G02/G03命令 (円弧補間・全円補間) |
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解 説
G92X30Y20 |
・・・現在位置を( 30 , 20 )にします |
G90 |
・・・座標系を絶対座標にします |
G02,X+50Y+40 |
・・・中心点( 50 , 40 )の全円補間を行います |
G91 |
・・・座標系を相対座標にします |
G03,X+20Y+20 |
・・・中心点( 50 , 40 )の全円補間を行います |
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G38/G39命令 (パス動作) |
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解 説
G92X+30Y+30 |
・・・現在位置を設定します |
G90 |
・・・絶対座標に設定します |
G38 |
・・・パス動作開始します |
G02X+70Y70,+30 |
・・・円弧補間 (1) |
G01X+80Y+40 |
・・・直線補間 (2) |
G02,X+60Y40 |
・・・全円補間 (3) |
G39 |
・・・パス動作終了します |
(1)(2)(3)の3つの動きを停止せず連続で動作します。 |
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