命令 : M73 周速制御設定
書式 : M73 , n

      n:0または1
機能 : 円弧、全円補間およびパス動作の周速制御の設定をします。
解説 :
 円弧(または全円)補間動作する場合、1軸だけが動作する箇所と2軸が同時に動作する箇所が出てきます。
 この場合X軸とY軸が同じ速度とすると、2軸が同時動作しているときの速度は、1軸動作時の最大で1.414倍になります。
 このような速度変化を回避するための機能が周速制御です。

 nを1に設定すると周速制御が働き、一定速度で補間動作します。
 nを0に設定すると周速制御は行われません。
 nが2以上の場合は円弧分解能設定になります。

 電源投入時は周速制御ありの設定になっています。


  G92X+0Y+0   ・・・現在位置を(0.0)に設定
  M73,1   ・・・周速制御ありの設定
  G02,X+100Y+100   ・・・下図(1)の全円補間
  M73,0   ・・・周速制御なしの設定
  G02,X+100Y+100   ・・・下図(2)の全円補間