命令 : G15 複合台形駆動実行
書式 : G15 [ X ± ] [ Y ± ] [ Z ± ] [ θ ± ]
機能 : 複合台形駆動を実行します。
解説 :
 複合台形駆動を実行します。

 各軸同時に動作を行うことが可能です。各軸の後にある±符号によって各軸の方向を指定します。+符号の場合にはフォワード方向、−符号の場合にはリバース方向に移動します。

 この命令を実行する前に、あらかじめG13命令とG14命令によって複合台形駆動に必要な速度と移動量を設定しておく必要があります。

 G14命令の移動量は、G13命令で設定した速度に必ず達するように設定してください。

 傾斜や自起動速度はG11命令やパラメータ操作の自動運転時の動作条件(EXE COND)の設定値で動作します。


 XYZ軸の複合台形駆動を実行します

  G13X20.0,40.0,10.0    X軸の複合台形駆動速度条件を設定します
  G14X15.0,20.0,5.0    X軸の複合台形駆動移動量を設定します
  G13Y40.0,10.0,35.0    Y軸の複合台形駆動速度条件を設定します
  G14Y30.0,30.0,5.0    Y軸の複合台形駆動移動量を設定します
  G13Z10.0,10.0,35.0    Z軸の複合台形駆動速度条件を設定します
  G14Z10.0,10.0,75.0    Z軸の複合台形駆動移動量を設定します
  G15X+Y-Z+    XYZ3軸同時に複合台形駆動を実行します

 
 X軸の場合