命令 : M57 ラベル設定
書式 : M57 , Ln
      n:ラベル番号(0〜99)
機能 : 現在の行番号をnで指定したラベル番号として認識します。
解説 :
 現在の行番号をnで指定したラベル番号として認識します。

 この命令自身は単に認識するのみで何も行わないのですが、ジャンプ先の行番号をラベル番号に置き換えますので、プログラムを修正して行番号がズレてもラベル指定でジャンプ先を指定しておけばジャンプ先の行番号を修正する必要がありません。
 従いましてジャンプ命令のジャンプ先指定はなるべくラベル指定で行う事をお勧めします。

 ラベル番号の範囲は0〜99までですから、1プログラムに100個のラベルが指定出来ます。


  010 G00X10.0Y10.0   ・・・移動命令です
    :  
  020 I02,021,010   ・・・入力端子02がオンなら21番地へオフなら10番地へ
  021 I03,L00,L99   ・・・入力端子03がオンならL00ラベルへオフならL99ラベルへ
    :  
 <L00>100 M57,L00   ・・・100番地をラベルL00にします
    :  
 <L99>110 M57,L99   ・・・110番地をラベルL99にします

 020番地の命令はジャンプ先を直接設定し、021番地の場合はラベル番号で指定しています。
 021番地ではオンなら100番地へジャンプし、オフなら110番地へジャンプし次ぎの111番地を実行します。