「京都・嵯峨野の風」では四季折々の風景・花等を紹介していきます。
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 毎月、嵐電の一つの駅にスポットを当て、その周辺の寺院や見所を、四季を感じる事が出来る風景と共にご紹介していきます。
嵐電(らんでん)は嵐山−四条大宮−北野白梅町間を走る路面電車の通称です。(運営:京福電気鉄道株式会社

 今月は、鳴滝(なるたき)駅をご紹介します。

 鳴滝駅のすぐ近くにはオムロン株式会社の創業記念館や、大根焚きでも有名な了徳寺があります。

 また、嵐山近くの池で見かけたカワセミの幼鳥の写真も合わせてご紹介いたします。

「鳴滝」
 「鳴滝駅」近くを流れる御室川に、地名に由来した滝「鳴滝」があります。この鳴滝の由来は、かつて流れていた滝の音が、雨上がりの午後に轟音を鳴り響かせ、近隣の村人に洪水の前触れを知らせて救った事によるものと言われています。



「オムロン創業記念館」(写真左)

 オムロン株式会社(旧・立石電機)の創業者・立石一真氏の旧邸宅です。鳴滝駅から100m程の距離にあります。

 オムロン株式会社の社名は2008年5月にご紹介した、「御室仁和寺駅」近くの御室(おむろ)の地にかつて本社があった事に由来します。かつて本社があった場所には「オムロン発祥の地」の石碑があります。


 
「了徳寺」(写真左・下)

 毎年12月9日、10日に行われる「大根焚き」で有名なお寺です。
 3000本程の大根が用意され、多くの参拝者に振る舞われる京都の冬の風物詩のひとつにもなっています。


「千代の古道」(ちよのふるみち)

 千代の古道は平安時代の貴族が北嵯峨へお月見に来た際に通ったとされる道です。古くから和歌にも多く詠まれた道であり、そのルートは諸説ありますが、常盤から鳴滝、広沢の池、そして大覚寺とを結ぶ道もその一つとされています。

「嵐電 鳴滝駅」
 嵐山近くの池で見かけた、仲良く親の帰りを待つカワセミの幼鳥です。
 このような光景はあとしばらくで、自身で捕食できるようになれば単独行動になります。

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