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技研だより




 

 このコーナーでは、技術研究所をはじめとするマイコムの技術現場の最新情報を紹介しています。


 今月は、多くのラインナップを揃えているステッピングモータ用のドライバに搭載された特徴的な機能につきまして解説致します。

<ステッピングモータ用ドライバの特徴的な機能>
■ NanoDrive高分解能駆動
■ 脱調検出機能
■ トルク制御機能


 NanoDriveとはマイコムの独自技術である微細ステップ駆動方式です。最大1回転を500,000分割*する事が可能です。

■ 最大1回転を500,000分割*(0.00072°)
■ 高分解能駆動時にマイクロステップ駆動のようなトルク低下なし
■ 角度精度の均等性に優れ、超高分解能駆動時でのインチング送り(1パルス送り)が可能
<NanoDrive制御 搭載機種一覧>
ネオサーボモータ 5相ステッピングモータ 2相ステッピングモータ

AC入力電源タイプ CBS50 INS50 INS20
DC入力電源タイプ - INS500 (DC24V)
INS501 (DC48V)
INS200 (DC24-36V)
SND100 (DC24V 廉価版)
製品シリーズ名をクリックすると、各製品情報にジャンプします

NanoDrive制御の特徴についてさらに詳しく解説した記事はこちら

*:5相ステッピングモータ:最大50万分割/1回転、2相ステッピングモータ:最大20万分割/1回転
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 脱調検出機能(ドライブモニタ)とは、これまで難しいとされてきた、ドライバ回路内での回転振動(回転ムラ)から脱調に至る回転情報の選出が可能になるシステムで、脱調に起因する過負荷駆動時には「ドライブモニタ機能」から「過負荷警告信号」を発信する事が可能になりました。

 このため、ACサーボモータのような回転情報を得るためのエンコーダやレゾルバ等によるフィードバック制御が不要になります。
<脱調検出機能 搭載機種>
ネオサーボモータ

AC入力電源タイプ CBS50
DC入力電源タイプ -
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 トルク制御機能は、従来発熱の原因となっていた、中速から高速にいたる無駄なトルクの盛り上がりを、高速性能を犠牲にする事なく抑える事に成功しました。
 無駄なトルクの盛り上がりを抑える事により、消費電力の低減と発熱の抑制を実現しています。

<トルク制御機能 搭載機種>
5相ステッピングモータ

AC入力電源タイプ INS50
IMS50
DC入力電源タイプ -
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<トルク制御 比較実例>
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