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技研だより




 

 このコーナーでは、VEST研究所をはじめとするマイコムの技術現場の最新情報を紹介しています。

 今月はネオサーボモータ・ドライバ「CBS50シリーズ」に搭載されたバックラッシュ補正機能について動画でご紹介します。

 バックラッシュとは送りねじ機構やギア等のかみ合わせに生じる隙間の事であり、現在回転している方向から逆回転に切り替えた時にその隙間の分誤差が生じます。
 バックラッシュ補正はパルスコントローラや上位のシーケンサ等で補正するのが一般的ですが、今回発売した「CBS50」にはドライバ側にバックラッシュ補正機能を搭載しています。

 今回ご紹介するデモ機ではボールネジのバックラッシュをダイヤルゲージで計測し、「CBS50」に搭載されたバックラッシュ補正機能を使って角度誤差を補正する様子をご紹介します。

 バックラッシュ補正機能の設定方法等は前回ご紹介した記事をご参照ください。
  ・バックラッシュ補正機能の設定方法や、バックラッシュ量の自動取得手順等についての解説記事はこちら
  ・脱調検出機能、バックラッシュ補正機能搭載のモータ・ドライバ「CBS50シリーズ」の製品情報はこちら

CBS50 バックラッシュ補正デモ機 動画
高画質版 低画質版
g2009-09-1.wmv
640×480(750kbps)
Windows Media Player用
g2009-09-2.wmv
320×240(290kbps)
Windows Media Player用


デモ動画の流れ
<原点復帰完了> <フォワード方向回転完了> <リバース方向回転完了> <フォワード方向回転完了>
原点復帰完了後は下図(4)の状態で、次回動作時、フォワード方向に回転した際にはバックラッシュ分の誤差が発生する。 バックラッシュ補正無しの場合には、バックラッシュ量分の移動量が不足する。

次回動作時、リバース方向に回転した際にはバックラッシュ分の誤差が発生する。<下図(7)>
バックラッシュ補正無しの場合には、バックラッシュ量分の移動量が不足する。

次回動作時、フォワード方向に回転した際にはバックラッシュ分の誤差が発生する。<下図(4)>
バックラッシュ補正無しの場合には、バックラッシュ量分の移動量が不足する。



バックラッシュによる角度誤差が発生する流れ(送りネジ機構の例)
(1) (2) (3) (4)
<原点復帰完了>
次回動作時、フォワード方向に回転した際にはバックラッシュ分の誤差が発生する。

バックラッシュによる角度誤差が発生する流れ(送りネジ機構の例)
(5) (6) (7)
<フォワード方向動作完了>
次回動作時、リバース方向に回転した際にはバックラッシュ分の誤差が発生する。