このコーナーでは、技術研究所をはじめとするマイコムの技術現場の最新情報を紹介しています。

 今月は、コントロニクス研究室が担当しております、MECHATROLINKU対応のPCI-busホストコントローラボード「MLH20-1030」の最新情報とMECHATROLINKのメリットについてご紹介します。

DLL+サンプルソフト完成
 MLH20-1030制御用DLLと駆動サンプルソフトをお使いいただく事により、システム構築が簡単に行えます。


サンプルソフト画面


PCI-bus型MECHATROLINKU対応ホストコントローラボード「MLH20-1030」製品情報詳細はこちら

MECHATROLINK モーションフィールドネットワーク化のメリット
1.省配線
一般的なボード型コントローラ
とドライバの接続
メカトロリンクによる
モーションネットワーク構築
MECHATROLINK構成図
■各ドライバと一対一の配線が必要
■ボード型コントローラの場合、1枚で最大でも8軸程度
■ステッピングモータやサーボモータ等のモーションドライバやI/O機器等を一括管理
■多軸システムを省配線で構築可能
■配線チェック等の手間やコストを大幅に削減

2.簡単接続
 MECHATROLINK対応機器は相互接続の認証試験をクリアしており、システムの構築が簡単です

3.多軸制御
 MLH20-1030を使用する事によりMECHATROLINKU対応機器を最大30局まで制御可能です

4.高速通信
 最大10Mbpsの高速通信を実現

MECHATROLINK通信仕様
MECHATROLINKU
(メカトロリンク2)
MECHATROLINKT
(メカトロリンク1)
伝送速度 10Mbps 4Mbps
最大伝送距離 50m 50m
最小局間距離 0.5m 0.3m
伝送媒体 2芯シールド付きツイストペア線 2芯シールド付きツイストペア線
接続局数 最大30子局 最大15子局
通信周期 250μs〜8ms 2ms(固定)
通信方法 マスタ・スレーブ完全同期式 マスタ・スレーブ完全同期式
データ長 17バイト/32バイト 選択可 17バイト