IMS52 接続図


接続例


各部の名称・機能


状態表示ランプ

■電源表示LED(POWER)
 通電時に点灯します。

■励磁原点表示LED(MONI)
 励磁原点信号出力時に点灯します。

■オーバーヒート表示LED(HEAT)
 オーバーヒート信号出力時(内部温度が約70℃を超えた時)に点灯します。


機能切り替えスイッチ

■自動カレントダウン機能切り替え(A.CD)
 モータ停止約 200ms 後にモータへの出力電流値を通常時の約 50%へ自動的に下げ、モータの発熱を低減します。

■自動カレントオフ機能切り替え(A.CO)
 ドライバ内の温度が上昇し、オーバーヒート状態になったとき、自動的に励磁オフする機能です。
 Z 軸で使用される場合など、励磁オフが発生しては問題となる場合はカレントオフ機能を OFF にしてください。

■パルス入力方式(2P/1P)切り替え
 動作指令パルスの入力方式を切り替えることが出来ます。

■出力電流切り替え(H/L)
 モータの駆動電流値を 1.4A と 0.75A に切り替えることが出来ます。
モータの定格電流に合わせて設定してください。

■モータ特性設定スイッチ(M1、M2、M3)
 M1、M2、M3 の組み合わせでモータに合わせた最適なトルク特性を設定することが出来ます。

モータに対する設定を右図に示します。



<ご注意>
 出荷設定ではモータ特性設定スイッチ5〜7はすべてOFFとなっています。
 ご使用されるモータに合わせてスイッチの設定を必ず行って下さい。

(出荷設定の状態では駆動電流がゼロ近くに設定されています。)

■ステップ角切り替え(H/F)
 モータのステップ角をハーフステップ=0.36°/step またはフルステップ=0.72°/step に設定します。

入出力信号端子

■CW パルス信号入力
 モータの CW 方向動作指令パルス入力です。
 (1 パルス方式の場合は動作指令パルス入力となります)

■CCW パルス信号入力
 モータの CCW 方向動作指令パルス入力です。
 (1 パルス方式の場合は回転方向指令パルス入力となります)

■CO 信号入力
 モータへの出力電流 OFF 信号入力です。
 モータが励磁されない状態となり外力によりモータシャフトを回せます。

■MOIN 信号出力
 励磁原点信号出力で電源投入時および入力パルス信号の 10 パルス毎に出力します。
この時、MONI ランプが点灯します。
 (分解能 1/1 の時、分解能 1/2 では 20 パルス毎の出力)
 機械原点信号との論理積で動作パルスを止めることにより再現性の良い原点復帰が可能になります。

■HEAT 信号出力
 ドライバ内の温度が上昇し、オーバーヒート状態(約 70℃)になったとき出力します。この時、HEAT ランプが点灯します。自動カレントオフ機能が有効になっている場合は自動的にモータへの電流を OFF し発熱の危険を回避します。
 ・・・・・MONI 出力と HEAT 出力はマイナス側が共通です・・・・・


モータ接続端子(MOTOR)
 表に合わせてモータを接続してください。
端子名 モータリード線色
BU
RD
WH
BN
BK


電源接続端子(AC)
 単相 100V-220V 50/60Hz 電源へ接続します。
 電線は AWG18(0.75mm2)以上を使用して下さい。
 必ず相線側をL端子へ、ニュートラル側をN端子へ接続してください。
 NC端子は使用しないでください。(電源−PE 間の絶縁距離確保のため)


保護接地端子(PE)
 安全のため電源線以上の太さの電線で、本製品の保護接地端子と装置の保護接地端子を必ず接続してください。