2006年9月

 マイコム株式会社は、下記のとおり、京都大学桂キャンパスの南隣接地にあたる、桂イノベーションパーク・北エリア(京都市西京区御陵大原1番29)に3,137 uの土地を取得、京都府や京都市の企業立地促進制度等による支援を受け、2007年10月の開所を目ざして新研究所を建設します。

(※2006年9月発表時点の目標 現在は2008年10月開所予定となっております)
予定地からの展望

<北に京都大学 キャンパス・クラスターA(電気系研究棟)を望む。>


<定地から南東に科学技術振興事業機構研究成果活用プラザ(左)と京大桂ベンチャープラザ北館を望む。>

■ 設立の趣旨 ■

 京都の文化やアカデミックな環境と整合させた技術思想や企業思想を磨き、世界の信頼を得る創造拠点とします。

 原価低減や優秀な人材を求めた海外生産が台頭するなか、京都での“ものづくり”のあり方を真剣に考えなおさねばならない時代にあると思います。
 このようなことから、マイコムでは、京都での“ものづくり”のあり方として、京都の文化やアカデミックな環境と整合させた技術思想や企業思想を磨き、世界市場から大きな信頼を得られるような創造にあると考えました。
 創造は、形にないものを形にすることであります。マイコムでは、この桂イノベーションパークに進出することで、“形にない空想”から“形となる創造”までの研究拠点となることを目ざしたいと思います(マイコムでは、空想から創造までの一連の行いを「空創」といっています)。
 また、マイコムにとって、この桂イノベーションパークは、ベンチャービジネスを蘇らせる地としも考えています。マイコムがこれまでに、独自の技術思想によって築いてまいりました技術概念(意識システムによる技術概念、ファジィ推論技術概念など)や市場競争原理によって築いてまいりました製品技術(LSI設計技術、モータ精密制御、精密機構技術など)を駆使し、一層の産学連携にも目を向け、京都から世界に向けての創造発信ができることに超践(超越した実践)したいと思っています。

■ 研究所の名称について ■

 「Venture and Endeavor Science & Technology」から「VEST」としました。

 マイコムでは、技術は創造であると説いています。
 マイコムは、科学と技術が混在する昨今、技術領域から科学領域を見つめるような“創造”を歩んできました。これからもそのような道を歩みたいと思っています。
 私達の営みを支える技術を優先したなかで科学を振り返る、といった創造は、例えば「見えないものを見えるようにする」「動けないものを動けるようにする」といった、ベンチャー的な未知技術を科学することにあります。
 マイコムでは、このような未知技術を抱いて科学することを「Venture Science & Technology」と命名(マイコムの創語)し、研究所名称をVEST研究所と名付けました。
 VESTは「チョッキ」を意味します。このVEST研究所では、技術向けのチョッキとなるような研究から始め、VがBに変わるよう、BESTを尽くします。

■ 施設の概要(予定) ■

 2007年1月より本体施設工事を着工、2007年10月から業務を開始。

 研究・実験・試験などの研究機能ならびにそれらのマネジメント・サービス機能を行う本体施設(3階建て延べ床面積3,000uと大型システムの実験、備品・設備営繕用倉庫、施設保全・電力管理室などからなる付属施設(2階建て述べ床面積330u)を設ける予定です。
 2007年1月より本体施設工事を着工し、2007年10月から業務を開始します。

<本体施設のイメージ(予定)>
 
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