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「脱調レス」 と 「脱調検知」 2つの動作モードを搭載


ステッピングモータの高速応答性等の特性はそのまま活かした独自の「脱調レス制御」
急加速や過負荷状態などでモータの回転位置と指令位置とにズレが生じても偏差は管理され、脱調を回避します。
過負荷が解消されるとモータ回転は位置ズレを解消するように指令位置に復帰し、位置決めを行います。また、その復帰する際の速度は切替が可能です。

柔軟な動作を可能にする「押し付け制御」
ワークに対して一定の押し付けトルクで制御を行い、モータへの負荷が増えれば押し戻され、負荷が減れば追いかけるバネのような動作が可能です。また押し付けトルクはリアルタイムで切替が可能です。

モータの負荷に応じた駆動電流の自動調整による「エコ制御」
モータは常に負荷に対し適正なトルクを出力し、無駄な電流を消費せず発熱も軽減します。


  動作中・停止中に限らず、脱調した際に「脱調検出信号」を出力します。





高速応答性比較動画
TSDシリーズ vs サーボモータ

 ラチェット機構を用いたデモ機でTSDシリーズとサーボモータの応答性能の比較を行います。

 TSDシリーズはステッピングモータと同様に短い距離の往復運動等、高速応答性能を要求される場面でも機敏な動作が可能です。(動画内のサーボモータは機構に合わせてチューニングが行われた状態です。)

上記動画(Youtube)がご覧になれない場合は下記リンクからもご覧頂けます。
TSD10 高速応答性比較動画」(wmv形式 約13MB 約23秒)

動作パラメータ説明
TSDシリーズ サーボモータ
 TSDシリーズ、サーボモータ共に、最高速度や待ち時間等の設定を安定して動作する限界まで上げる調整を行っています。

※メモ:TSDシリーズでは60rpmの自起動速度動作と15msecの反転待ち時間に対し、サーボモータは30rpmでの動作(2msecの加減速時間有)と20msecの待ち時間となり、安定して動作する速度・待ち時間の上限に違いが出ました。
 
デモ機 機構説明(ラチェット機構)
   
 





停止時のハンチング比較動画
TSDシリーズ vs サーボモータ

 8m離れた場所からモータ軸に取り付けられたレーザーポインタを照射し、停止時(通電時)のハンチングの様子を観測します。

 TSDシリーズはステッピングモータと同様に停止時にハンチングを起こさず、トルクを保持しながら完全に停止することができます。

デモ機 システム構成図

上記動画(Youtube)がご覧になれない場合は下記リンクからもご覧頂けます。
TSD10 ハンチングレス比較動画」(wmv形式 約8.9MB 約16秒)




サーボモータとのトルク比較
 
※ステッピングモータの特性は、プルアウトトルク(各回転数における最大トルク)をあらわしています。
※サーボモータの特性は定格トルクをあらわしています。


 サーボモータと比較し、TSDシリーズは低速域で大きなトルクを発生します。





ドライバ型式 TSD10-130 TSD10-131
電源電圧 AC100V〜AC220V ±10%  50/60Hz
消費電力 100V入力時 180VA以下、200V入力時 280VA以下
駆動方式 バイポーラ定電流方式
モータ印加電圧 140V
駆動方式 MAX1.0A/相
対応モータ電流 バイポーラ MAX1.0A/相
分解能 脱調検知モード 200、400、500、1000、2000、4000、10000、20000 [P/R]
脱調レスモード 2000、4000、10000、20000 [P/R]
エンコーダ分解能 500 [P/R]
機能 ・パルス入力方式切替
・励磁原点信号(MONI)出力 (脱調検知モード時)
・カレントオフ機能切替
・制御モード切替機能
・エラー信号出力
・脱調検知信号出力 (脱調検知モード時)
・過負荷信号出力 (脱調レスモード時)
・押し当て信号出力 (脱調レスモード時)
・位置決め完了信号出力 (脱調検知モード時)
・エコ制御機能
・トルク調整機能 (16段階)
・押し付け制御状態からの復帰速度設定機能
・押し付け制御状態からの減速傾斜設定機能
・位置決め完了幅設定機能
信号入力 フォトカプラ入力 入力抵抗 220Ω 10mA〜16mA
入力信号電圧 L:0-5V H:4-5V
 ・1パルス入力(PULSE、DIR) ・2パルス入力(CW、CCW)
 ・エンコーダ入力(A相、B相、Z相)

フォトカプラ入力 入力抵抗 2.7kΩ 6mA〜9mA
入力信号電圧 L:0-0.7V H:17-25V
 ・カレントオフ ・リセット信号 ・トルク調整信号入力
信号出力 フォトカプラ オープンコレクタ出力 制御容量 25V 10mA 以下
 ・励磁原点信号または位置決め完了信号  ・エラー信号
 ・脱調検知信号または過負荷信号  ・押し当て信号
- ラインドライバ出力
 ・エンコーダ出力
 (A相、B相、Z相)
規格 EU RoHS指令(2002/95/EC) EMC指令(2004/108/EC) 低電圧指令(2006/95/EC)
絶縁耐圧 常温・常湿において、各端子間に3.0kV(60Hz)の電圧を1分間印加しても異常を認めない。
 ・電源入力、モータ線−PE端子間
 ・電源入力、モータ線−入出力信号端子間
絶縁抵抗 常温・常湿において、DC500Vメガーで測定した値が100MΩ以上。
 ・電源入力、モータ線−PE端子間
 ・電源入力、モータ線−入出力信号端子間
使用周囲温度・湿度 0℃〜+40℃ 80%以下  凍結、結露なきこと
保存周囲温度・湿度 -10℃〜+60℃ 80%以下  凍結、結露なきこと
質量 760g
外形寸法 48.8(W)×134.6(H)×124(D)mm (突起部を含まず)


モータ仕様
□42モータ
モータ型式 PF243P-500EC PF244P-500EC PF245P-500EC
励磁最大制止トルク 0.233N・m 0.341N・m 0.43N・m
ロータ慣性モーメント 33.4gcm2 56.4gcm2 72.4gcm2
基本ステップ角 1.8°
定格電流 0.4A/相 0.6A/相
絶縁耐圧 常温常湿において、モータコイル・ケース間に50Hz、500Vを1分間印加しても異常を認めない
絶縁階級 B種相当
絶縁抵抗 常温常湿において、モータコイル・ケース間をDC500Vメガーで測定した値が100MΩ以上
使用周囲温度 0℃〜+40℃
質量 0.23kg 0.29kg 0.36kg
モータ型式をクリックすると外形寸法図を表示します。

□56モータ
モータ型式 PF264P-500EC PF265P-500EC PF268P-500EC
励磁最大制止トルク 0.678N・m 1.106N・m 1.876N・m
ロータ慣性モーメント 145.4gcm2 245.4gcm2 470.4gcm2
基本ステップ角 1.8°
定格電流 1.0A/相
絶縁耐圧 常温常湿において、モータコイル・ケース間に50Hz、500Vを1分間印加しても異常を認めない
絶縁階級 B種相当
絶縁抵抗 常温常湿において、モータコイル・ケース間をDC500Vメガーで測定した値が100MΩ以上
使用周囲温度 0℃〜+40℃
質量 0.51kg 0.71kg 1.11kg
モータ型式をクリックすると外形寸法図を表示します。
※上記の定格電流はバイポーラ表記です。

付属品
TSD10-13□-S1 TSD10-13□-S2
・入出力コネクタ
・入出力コネクタケース
・モータ リセプタクルハウジング
・モータ リセプタクルコンタクト
・電源リセプタクルハウジング
・電源リセプタクルコンタクト
・プラグハウジング
・コンタクト
・信号ケーブル
・電源ケーブル
・エンコーダ付きモータ中継ケーブル
・取扱説明書 簡易版
・取扱説明書 CD版