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技研だより




 

 このコーナーでは、VEST研究所をはじめとするマイコムの技術現場の最新情報を紹介しています。

 今月はネオサーボモータ・ドライバ「CBS50シリーズ」に搭載された脱調検出機能(ドライブモニタ機能)について動画でご紹介します。

(脱調検出機能付きドライバ、CBS50シリーズの製品情報詳細はこちら
 
脱調とは
 ステッピングモータは過負荷や急な速度変化、振動等が要因で入力パルス信号とモータ回転との同期が失われる事があります。この様な状態を、脱調といいます。

 CBS50シリーズでは振動抑制機構等の搭載により定格トルク内での脱調をなくすと共に、万が一の脱調に起因する過負荷駆動には脱調状態やその兆候を検出し警告信号を出力します。

CBS50 脱調検出デモ機 動画
高画質版 低画質版
g2009-08-1.wmv
640×480(750kbps)
Windows Media Player用
g2009-08-2.wmv
320×240(290kbps)
Windows Media Player用
回線速度・回線状況により、動画の表示・再生に時間がかかったり、途切れる場合がありますのであらかじめご了承ください。


<デモ機動画の概要>

 今回ご紹介するデモ機ではトルク測定器を使用し、駆動速度を一定に保ちながら段階的に負荷トルクを上げ、脱調やその兆候を検出する様子をご紹介しています。

 脱調やその兆候を検出した際には、本体前面のLED(D-MONI)が点灯します。

<中速域での脱調検出>


駆動条件
パルス速度 2.5kHz
トルクA 0.4N・m
トルクB 0.7N・m

 トルクBで駆動の際にモータが脱調し、CBS50のドライブモニタ機能が出力される事を確認できます。

<高速域での脱調検出>


駆動条件
パルス速度 10kHz
トルクA 0.2N・m
トルクB 0.3N・m
トルクC 0.4N・m

 トルクAでは定格トルク内の為脱調せず、トルクBでは定格トルクギリギリの為、脱調の兆候として検出し信号を出力します。
 またトルクCでは脱調の為モータが完全に同期を失った状態になり、ドライブモニタ機能が働きます。


<脱調検出時の出力方法>

 CBS50のドライブモニタ機能で脱調やその兆候を検出した際、その信号は入出力信号コネクタ(CN)から信号を出力すると共に筐体前面のLED(D-MONI、黄色)が点灯します。

<入出力信号コネクタ(CN)>
ピン番号 信号名 内容
1-2 CW±、PLUSE± 2パルス入力方式時:CW入力
1パルス入力方式時:PULSE入力
3-4 CCW±、CW/CCW± 2パルス入力方式時:CCW入力
1パルス入力方式時:CW/CCW(回転方向)入力
5-6 CO± カレントオフ入力
7-8 BL± バックラッシュ補正機能 有効/無効
 または
バックラッシュ補正値自動取得開始
9-10 PLS_END± パルス払い出し完了入力
11-12 センサ入力
15-22 DIV-B(0〜3)± 分割数設定
23 HEAT オーバーヒート出力
24 MONI 励磁原点出力
25 D-MONI ドライブモニタ出力
26 BL_END バックラッシュ補正完了出力
27-28 COM 出力共通
13-14 未使用  

<ドライブモニタが機能する条件>
 ■分割数1〜40 (基本ステップ0.72°)
 ■速度300rpm〜約4,500rpm