このコーナーでは、技術研究所をはじめとしますマイコムの技術現場の最新情報を紹介します。
今回はマイクロニクス研究室が担当しています、ステッピングモータ/サーボモータ用コントローラの補間制御や加減速方式などについて、制御の特徴をご紹介します。
直線補間制御
マイコムのパルスジェネレータLSIでは、きわめて簡単な設定で補間駆動が実現でき、複雑な操作は不要です。
補間制御の際、従軸のパルスは、移動量に対したほぼ均等に配分されたタイミングで出力され、'間引き'的なものではありません。また従軸の出力パルス波形は、等速時には50%になるようにデューティー比を確保したものでありワンショット状ではありません。
間引き方式での制御と比べ、専用LSIで制御するマイコムの方式では、振動面でも効果を発揮し、より滑らかな制御が可能となります。
直線補間機能搭載LSI
・MPG1031 ・MPG2031 ・DMP1040 ・DMP2042
任意形状加減速
マイコム製パルスジェネレータLSIの多くが任意形状加減速の機能を持っています。任意形状加減速には下記のようなメリットがあります。
■滑らかな加減速でメカへのショックが少ない
■サーボモータのハンチング動作を減少
また、マイコム製パルスジェネレータLSIでは任意形状加減速方式(S字加減速)の製品と完全任意形状加減速方式の2種類があります。
任意形状加減速(S字加減速)機能搭載LSI
・MPG1031 ・MPG2031
完全任意形状加減速機能搭載LSI
・DMP1040 ・DMP2042