このコーナーでは、技術研究所をはじめとしますマイコムの技術現場の最新情報を紹介します。

第2回目は生産開発本部ドライブニクス開発ショップ(旧:技術研究所ドライブニクス研究室)
が担当していますナノ・ドライブ制御における、均等50万分割/回転を保証する位置決め
精度測定の様子をビデオでご紹介します。


ナノ・ドライブシリーズの詳細な製品情報につきましては こちら をご参照ください。

ナノ・ドライブ制御 位置決め精度測定ビデオ
高画質版 低画質版
nano-1.wmv
640×480(750kbps)
Windows Media Player用
nano-2.wmv
320×240(290kbps)
Windows Media Player用


位置決め精度測定内容
実験1

 5相ナノ・ドライブステッピングモータドライバを使用し、レーザー照射器からの
 光をスケールに照射した際の軌跡移動を確認
  実験1-1.分解能:1/100  (1パルス:0.0072°)
        →均等間隔で軌跡が移動している事が確認
  実験1-2.分解能:1/1000 (1パルス:0.00072°)
        →1/1000駆動時ではスケールに照射されたレーザー光の軌跡起動距離
          が短い為、はっきりとは確認できない  
実験2
 実験1-1では軌跡移動がはっきりとは確認できない為、実験2ではレーザー照射器
 からの光を直接CCDカメラでとらえ、解析ソフトにて軌跡移動を確認

  
角度精度測定システム構成図
 

 
実験条件
 CCDカメラユニットで受光出来る範囲が1.8mm程度が限界の為、上記の理論値から
 実験の際の出力パルスは17パルスの往復運転とした。
 (理論値:0.10053mm×17=1.709mm)
 注)解析ソフトの表示上では、一定の周期で画面の更新がかかる為、0.02〜0.03mmの
   細かな軌跡移動の連続のように見えますが、実際は1パルス単位(理論値:0.10053mm)
   の間欠運転となっています。

実験結果
  レーザー測定器により17パルスで1.733mm移動している事を確認
  1パルス移動量の理論値が0.10053mmである事から、5相ステッピングモータの
  基本ステップ角度(0.72°)を角度精度を損なわず均等に1/1000分割(0.00072°)
  出来ている事が確認できる




注)WMVムービーが再生されない場合は最新版のWindows Media Playerをダウンロードしてください。
  WMVファイルはストリーミング再生用ですが、回線等の状況により再生までに時間がかかる
  場合がありますので、ご了承願います。
  動画がコマ落ちするような場合は、ファイルを右クリックし、「対象をファイルに保存」で
  ローカルハードディスク内に保存した後に再生していただくと正常に表示される場合がございます。

※製品改良のため、お断りなく仕様変更することがあります。ご了承下さい。