マイコムでは休憩時間や業務の合間を利用して、異存とする世界の知識を習得する目的で理化の学習キットや手作りの模型を用いた創造学習を行っています。
　今回はメカトロニクス研究室にて、株式会社学習研究社の「大人の科学・機械工学シリーズ」の中からスターリングエンジンのキットを使用し、一見モータ制御とは直接関係のない分野とも思える知識とふれ合いました。（株式会社学習研究社　掲載許可取得済）

（株式会社学習研究社　スターリングエンジンキットの商品紹介ページはこちら）

　スターリングエンジンとは、空気やガス等を外部から加熱・冷却した際の膨張・収縮する力を利用した熱機関です。

スターリングエンジンキット　動作ムービー
高画質版 低画質版
stirling_engine1.wmv
640×480（750kbps）
Windows Media Player用		 stirling_engine2.wmv
320×240（290kbps）
Windows Media Player用

今回スターリングエンジンキットを使用し空創学習したメカトロニクス研究室員の感想

　スターリングエンジンは、熱による空気の膨張収縮を利用してピストンが動くという原理から、ピストンの動きはゆっくりしたものと想像していましたが、想像以上の速さで膨張と収縮を繰り返す様子に驚きを感じました。
　また、熱量を得る為の熱源に制限が無い事から、太陽熱や地熱など自然発生するエネルギーが使用できるため、未来に向けたエネルギー利用ができると感じられました。

　このキットを通じて、一度は過去に埋もれた技術であっても、今この時代に再度注目する事で新たな価値を見出せる可能性を感じると同時に、弊社でもモータの発熱を利用した発電機など、広く応用展開できる原理ではないかと空創学習を進めております。

スターリングエンジン　動作の仕組み
「1」

空気を温める事により膨張し、ピストンを左側に押します。
「2」

温められた空気はディスプレーサーによって冷却側に送られ、空気が冷やされます。
「3」

冷やされた空気の収縮により、ピストンは右側へ動きます。
「4」

冷却側で冷やされた空気が、ディスプレーサーによって加熱側に送られ、温められます。「1」へ戻る


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